男・女15～17歳　山岸、青木選手が初Ⅴ
12～14歳は宇佐美、斉藤選手

ゴルフの「神奈川アマ2003」のジュニアの部が2日、相模原市大野台の相模原ゴルフクラブ西コース（男子6832ヤード、女子5964ヤード、いずれもパー72）で行われ、参加85選手が男女12～14歳、15～17歳の4部門に熱戦を繰り広げた。低い気温と雨。あいにくのコンディションながら、頂点を目指し18ホールストロークプレーで熱戦を繰り広げた。15～17歳の部は男子・山岸慎太郎選手（慶応高）が74、女子は青木敬子選手（厚木北高）が77で栄冠をつかんだ。12～14歳の部は男子が宇佐美祐樹選手（鎌倉）が74で、女子は斉藤愛璃選手（厚木）が82で優勝を飾った。15～17歳の男女上位3選手は、9月に静岡県で開かれる国体の代表選手選抜会の出場樺を獲得した。また12～14歳の上位3選手は、ジュニア強化特別選手に選ばれた。

ライバルに快勝　男子・山岸選手
大きな夢を口に　女子・青木選手

○ ……15～17歳の部男子は、山岸慎太郎選手（慶応高3年）が、2オーバーの74をマーク。「小学生の時からの知り合い」という昨年の覇者・篠原貴史選手（横浜商大高3年）に大差をつけて制した。「常に上位を争う安定したプロゴルファーになるのが夢」という山岸選手はラウンド後、「2連覇はさせたくなかった」とライバルに快勝し満足げだった。　同女子は青木敬子選手（厚木北高2年）が優勝。昨年の中学生女子の部を制した吉田弓美子選手（厚木北高1年）と77で並んだが、マッチングスコアカード方式で上回った。前半はショット、パットともにさえず42と出遅れたが、後半は安定したゴルフで1アンダーの35。青木選手は「飛距離を伸ばし、世界で活躍できるプレーヤーを目指す」と大きな夢を口にしていた。

我慢して得た栄冠　男子・宇佐美選手
アイアンが好調で　女子・斉藤選手

　〇……12～14歳の部男子は、初出場の宇佐美祐樹選手（大船中3年）が、昨年の覇者・青木龍一選手（関東学院六浦中3年）を抑えて優勝した。だが、本人は「自分なりにもう少し上（のスコア）を狙っていたので」と手放しでは喜べない様子。「雨と寒さで飛距離が落ちた」が、「気負わないよう、落ち善いて」と我慢のゴルフで栄冠をつかんだ。　女子は斉藤愛璃選手（厚木・南毛利中2年）が2度目の出場でトップに立った。県の強化特別選手で、155cm、43kgの細身な体を目いっぱいに使ったドライバーを得意とするが、この日はパットが決まらず82。それでも「セカンドがけっこうグリーンに乗った」と好調だったアイアンを勝因に挙げた。

・ジュニア15歳～17歳男子の部
・ジュニア15歳～17歳女子の部
・ジュニア12歳～14歳男子の部
・ジュニア12歳～14歳女子の部